コラム&リポートの最近のブログ記事

 今読んでいる『仕事とセックスのあいだ』(玄田有史ほか著 朝日新書)に、こんな記述がありました。
「セックスレス夫婦が増えた大きな要因の1つとして「多忙」を取りあげている。セックスレスになる背景として、仕事が忙しくなって夫婦間のコミュニケーションが不足することに加え、仕事に忙殺される、特に男性側の「面倒くさい」という心理も影響しているとみる。その上で、ある医師の言葉として「面倒くさいと思っているうちが治しどき。それが進化すると、異性との性交渉を拒絶する嫌悪症になる恐れもある」と警告」
 この記事を見て、私も最近キャットスーツを着るのがとてつもなく「面倒くさい」と感じ、かなりの期間着用から遠ざかっていることを反省。もしや嫌悪症になっているのではと。大好きなはずのキャット着て、チンポが立たなければ、私はキャットスーツ嫌悪症という病気です。さらに、友人で熱心なALT-FETISH.comの読者でもあるRub武蔵野氏(市川哲也との対談http://www.alt-fetish.com/cnts/talkevent/01index.htm)が最近始めたブログ「ラバーフェチと女装」(最近見たらエントリーが全部削除された模様、よくある話ですね)の、ある日の日記で気になるエントリーが。
「冬はラバーが冷やっこくて」着る気が失せる、みたいな記述があるではありませんか。彼は若い熱心なラバーフェチで、私より体力もあります。毎朝オナニーするほどの彼が、冬はラバーがつめたいという。これはやばい。わたしもそうですし、きっとみんなそうなのでは?
 そこで、ラバーを冬でも快適に着るために、ユニクロのヒートテック下着を買って試すことにしました。ヒートテック下着とは、繊維に特殊な加工を施して、発熱、保温、抗菌、ストレッチ、吸汗速乾、静電気防止などの高機能にした下着。パッケージに書いてある通りのこれら機能が真実ならば、つめたいラバーが皮膚に直接あたるのではなく、この下着を着た上から着ることで「冷やっこい」問題は解決されるはずです。高いですけれども、日本中のラバーフェチのためにと、買ってきました(長袖Tシャツとタイツで3000円以下)。
 それで試してやってみたのですが、肝心の興奮がわいてきません。やはり、肌の上に直接ラバーを感じられないからダメなんです。裏地がさらさらしてあったかいラバーなんて、あり得ません。ビッチリと不快なほどきつく皮膚を締め付け、少しでも動くと発汗でますますラバーの第2の皮膚感、臓器感が高まってくる。その皮膚感覚が脳のアドレナリンを出すんですよね?
 そういうわけで、今回の実験は失敗に終わりました。しかし、ユニクロヒートテックとラバーの相性の悪さが、ラバーの本質的な価値を明らかにしてくれました。それは、第2の皮膚、体とラバーのあいだに何も邪魔するものがない一体感がもたらす高揚です。
 さて、今日からSPLURGE.jpの会員の方が3000円以上お買い上げの場合、商品合計価格から1割引をするセールを行います。2月は過去5年間のうち、最低月次売上高を記録してしまいました。うちは売上が低いからといって廃業ということはありませんのでまずはご安心いただきたいのですがいくら何でもその数字は?という有り様です。いち早くお客様にたくさんの品揃えをご提供するためにも、毎日、私たちALT-FETISH.comはラバーのすばらしい体験をPRし続ける使命があります。今回、中間決算ということもあり、セールに踏み切った次第です。割引のキャンペーンですが、現在品切のものももちろん適用されます。どんどん注文しておくにこしたことはありません。会員登録は入会・維持いずれも無料です。なお、今月のみのセールです。
 二月の売上激減は毎年、1、2回ある、月次ベースの極端な下ぶれのひとつというありふれた現象ですが、たまたまALT-FETISH.comオリジナルラバーキャットスーツの風評被害も重なりました。よその販売会社は、やれ接着剤は気を遣っているとか、生地は最高級の4Dラバー社だとか、日本製とかいって暗にALT-FETISH.comのラバーキャットスーツを批判しています。しかし、私個人としては、オナニーするための服に2万円かけられる「財布」を残念ながら今は持ち合わせていません。他社は高すぎるんです。そんな高いものがバンバン売れて成り立つ市場ではないと私は考えています。
 金があれば、もちろんなんでも買えばいいと思います。うちも「安全で」「生地は4Dラバー社製で」「ドイツ製の」「超高級で作りも完璧な」BLACKSTYLEのラバーキャットスーツは常時取り扱っています。価格面以外では、すべての点においてBLACKSTYLEのほうが中国産のオリジナルラバーキャットスーツよりもすぐれています。ですが、安い中国製が100売れるなら、高いBLACKSTYLEは1売れるかどうかです。高いものは、いくらよくても売れません。ショールームにお越しになるお客様は、安いということに感動して買っていかれます。いまは、生地の品質、作りの粗さは気にならない範囲になっています(工場にも厳重注意して改善されていますが、お客様により個人差がありますから、条件内で返品を受け付けます)。

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也
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ラバーフェティシスト専業企業ファティーグ合資会社のドメイン
◆2001年創業。信頼のラバーコンテンツサイト| ALT-FETISH.com |
http://www.alt-fetish.com/
◆ラバー販売に特化した高機能ECサイト| SPLURGE.jp |
http://www.splurge.jp/
◆携帯電話からのご利用
http://www.splurge.jp/m/
◆ショールーム 東京都小金井市
http://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm

 NOVWEB(URLはhttp://www.geocities.jp/nw045/NOVWEB_1999-2010.html)という、ALT-FETISH.comのフェティッシュ・サイト・ディレクトリ(http://www.alt-fetish.com/cnts/cnts3/cnts3.htm)からもリンクしているラバーフェチでなおかつゲイの人向けのサイトがありました。このサイトは主宰のNOV氏のダイアリーや音楽などのレビュー、そして、たくさんの魅力的な国内外のラバーゲイの写真画像に特徴がありました。NOV氏の類い希なセンスと収集力が、この十年間継続され、国内では有数の画像の宝庫となっていました。私は、いわゆるノンケではありますが、ラバーフェチの症状が加速しているため、NOV氏の集めたあまりにもかっこいい外国人男性のレザーやラバースーツ姿を見て、もう中身は男でも女でもいいやいってそんな気分になったものです。とりわけ、全身をレザースーツに着込んだバイカーたちのゲイのイメージ写真にはかなり感化されました。着ているレザーはものすごく高そうで、身体にピッタリし、日本人ではあり得ないかっこよすぎる白人男性がゴッツイ革のグローブでペニスを握っている様子は忘れられません。ゲイではないノンケの私に、レザーに包まれた男の肉体美、そしてレザーグローブに握られるペニスへのフェティシズムを引き起こした罪深いサイトなのです。このサイトが、昨年、ひっそりと閉鎖されました。
 私がNOV氏にメールでお伺いしたところ、サイト閉鎖の理由は次のようなものでした。
 当初、自分が見たいし、好きだから集めていた趣味のフェチ画像を楽しく掲載していた。しかし次第に、サイトに掲載することが目的になり、必ずしも趣味ではない画像もフォローしなければならなくなった。つまり、目的が手段となり、手段が目的となったねじれ状態をリセットしたいというわけです。
 私は、てっきり画像集めと掲載の「作業」が労働的にも時間的にも、単に見合わなくなったからだと思っていたのですが、NOV氏の潔さには思わず敬服しました。自分の好きなものへの真摯な気持ちが、サイト運営という作業のなかで損なわれてしまうのを避けるために閉鎖するご決定をされた。自分の気持ちにひたむきに向き合う姿勢が感じられ素敵です。
 1日に全世界で10億ページのウェブページが生成されているインターネットの世界。大競争が引き起こされているなかで、最近では日本のインターネットは「残念なことになっている」との声も聞かれはじめました。何が残念なのか、私なりにインターネットの最近の相貌をまとめると、次のふたつの点が際だって残念に思います。 まず、旧来マスコミ(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞)がそうであるように、インターネットも声のデカイ(資本力のある)事業主体が一方的に広告をがなり立てて消費者を購買行動へと誘導する洗脳装置に成り果てているということです。ホームページですぐれた情報発信をしていても、それがマネタイズ(収益化)されないのならば、続きません。これは間違いありません。お金が入ってこないならば、いかなる活動も続かないのです。NOVWEBが続かない理由も、お金が入ってくれば続いたのかどうかはもちろん違うかもしれませんが、理由はどうあれ、個人レベルの、非収益活動というのは「持続力」という点でどうしても、資本力のあるところに負けてしまいます(最悪、その個人が生物としての避けがたい宿命の時を迎えたら、終わりますよね。だから、持続エンジンを個人ではなく資本力に転換できなければ、すべての活動は終わります。資本力の典型としては会社組織ね)。残念そのイチは、インターネットのコンテンツの担い手が資本力のあるものに寡占されつつあるということ。
 一方、ブログやミクシー、ツイッターのような新しいテクノロジーでマスコミとは異なる仕方で情報を個人がやりとりするシーンにおいても、批評家や専門家が言うような、Web2.0的な知的に洗練された電脳知識人はいっこうにその数を増やすことなく、もっぱら暇つぶしのお気楽媒体に甘んじている気がします。それが残念その二。莫大なサーバ維持管理費やサイバーパトロールを使って日々、維持されるコミュニティー。そこで流通している内容が、じつに無価値なものに占められている現実が、残念です(まあ平和でホホエマシイんですが)。
 ネットの残念な相貌が明らかになるなかで、情報の作り手であるコンテンツプロバイダー(新聞社、テレビ局、映画会社、雑誌社、制作会社)が苦境に陥っています。テレビ局の赤字。アメリカの歴史ある新聞社の倒産や身売り。相次ぐ雑誌の廃刊。裏で、プラットフォーム提供事業者(アマゾンのキンドルや携帯電話会社のような、情報を消費者に直接届ける通信・設備機器の業者)が、コンテンツプロバイダが命を削って作ったニュース、評論、小説、映画映像作品、音楽コンテンツ、雑誌記事を格安で買い叩いています。読者や視聴者を奪われ続けて死に体のマスメディアに、これからの消費者に商品を届けるのは俺たちなんだから、おまえらは黙って安く「ネタ」を作っていりゃいいんだと、ハイエナのようにプラットフォームが群がります。ハイエナぶりは、アマゾンがアメリカの大手新聞社に支払うコンテンツ使用料の驚くほどの安さから容易に読み取ることが出来ます。日本の携帯電話会社へコンテンツを流通させるさまざまな会社も、既存の出版・テレビメディアにコンテンツを提供するよう働きかけてますが(以前出版社につとめていたので知っている)、その対価は、とうてい、従業員を養うことが出来るほどの額にははるかに及ばない雀の涙のようなものです。コンテンツ使用報酬の安さ(※)は、キンドルや携帯電話といった、情報を載せるインフラ(プラットフォーム)業者だけが生き残り、コンテンツプロバイダは猛烈な価格競争に巻き込まれて滅ぶ構図を想起させます。
 先日、MARQUISのNo18,No23,No39とフェティッシュモデル人名録2006年版が絶版になったと、MARQUISから通告されました。「絶版てあんた、バックナンバー揃えるのに価値があるのに、重版(reprint)をなんでしない?」と聞いたら、「一タイトル重版するのにいくらかかるか知ってる? 27万円だよ!あんたしか頼んでこないのに(I only have your order)」主要先進国に10以上の販売代理店を擁するMARQUISですが、バックナンバーを頼んでくる業者は、世界中探してもALT-FETISH.comだけというわけです。さらに驚くべきことに、新しいフェティッシュモデルディレクトリ2010/2011版は、印刷するためのお金が貯まったら出すといったことです。これはまるで、寿司屋が仕入れたネタを金がないからと客に出さずに腐らせるようなものではありませんか。
 伝統芸能かっ? 出版は。出版ビジネスは、無形文化財なのか?
 皆さん、だから、MARQUISの最新号が出たらかならず買うようにして下さい。絶版になったら絶対に手に入りませんよ(私ですら)。
 いま、プラットフォーム業者が加速させるコンテンツデフレの状況のなかで、紙媒体が危機に瀕しています。皆さんに、紙媒体信奉者である私から申し上げたい。今から、10年後のことを想像してみて下さい。どんなにいい画像、いい音楽、いい文章があっても、10年後、それを再生しているパソコン、携帯電話、キンドル、iPod、各種電子情報機器が動くと思いますか。絶対に動きません。つまり、見られません。10年後は、消えてしまうんです。作品そのものももちろん、あなたの記憶からも。
 でも、本や雑誌だったらどうですか。押し入れの段ボールから、引っ越しの度に顔を出して(やあ!待ってたよ。懐かしいだろう!?)、10年前と変わらぬ魅力であなたの心を満たすのです。
 本当にいいモノって、いくら情報流通形態(プラットフォーム)が進化発展しても、そんなに多くは出てきません。とりわけ、今のように作り手に負担を強いる状況のなかにあってはなおさらです。そういういいモノを探して、買って、持っておくことが大事です。MARQUISがまさにその「いいモノ」です。
 というわけで、本日2010年1月1日、ALT-FETISH.comは「HEAVY RUBBER FETISH MAGAZINE No.26」を発売します。http://www.alt-fetish.com/mag/1890/1890.htm
 新年、明けましておめでとうございます。今年もALT-FETISH.comへ格別のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※マスメディア企業のなかでも、新聞社の給料の高さには、理由がある。「格差社会の底辺」で喘ぐホームレスの記事を書く若い女性記者の年収は軽く一千万円を超えるのも珍しくない。多くの取材現場へは黒塗りのハイヤーで乗り付けるのが原則だ。朝日新聞で、年棒は30歳で一千万円を超える。そんな彼ら新聞社の社員は、営利企業のサラリーマンである前に、権力の監視者としてのミッションを帯びている。その崇高な理念を支えるためには、記者の報酬はいくら高くても高すぎることはないという(報酬が安いと、不正な権力からの買収工作に負けて公正な報道が損なわれる危険があるというのが彼らの理屈である)。それに対し、じゃあ、フリーライターはつねに買収されて公正な記事は書けないのか、といったツッコミがあり得るが、最近では若い購読者の激減と、広告収入をインターネットに奪われて、「崇高な理念」に燃える従業員を経済的に支えられなくなり、あっさり倒産するケースが増えている。理念だけで食っていけるほど資本主義は甘くないようだがその辺のところは「ジャーナル」を標榜する不肖市川のフェティッシュジャーナルとしても、ぜひ機会があったら考えてみたい。

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也

 今日、ヤフオクに久しぶりに出品したDEMASKのキャットスーツ。
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f82586358
 その名も、TORPEDO TIT (Inflatable) TV CATSUIT Zipped Back thro'Crotch(訳すると、「(空気を入れてふくらませることが出来る)魚雷のような超巨乳を有する服装倒錯者向けキャットスーツ、股経由のバックファスナー」は、孤独を作る装置、Isolate machineです。キャットスーツをめぐる体験は、じつはとても孤独です。ラバーキャットスーツを着る趣味をひとに話して共感を得られる機会はほとんどありません。たいてい、自分ひとりの胸の内にひた隠す孤独な趣味です。従って、着るときはもちろんひとりきり。キャットスーツと自分の身体だけの世界にこもります。孤独というのは、一方で、隔絶という意味も持ちます。まず外部というのが想定されます。外部とは、家族、会社組織、学校、友人知人はもちろん、今自分がいる空間からの遮断も意味します。なぜならキャットスーツは身体に強く密着して皮膚呼吸を奪い、外部空間へのアクセスを厳しく停止するボンデージコスチュームだからです。社会的外部と、身体的外部の両方から自分を隔絶した状態にすること。その状態を物理的・身体的に実現する装置こそ、このキャットスーツなのです。
 このキャットスーツはさらに驚くべき隔絶の機能を有します。それは、商品名にある「TV(トランスヴェスタイト)」、性転換とか服装倒錯という意味のこの言葉です。キャットスーツを着て鏡を見れば明らかですが、それはもはや自分ではありません。自分を形作るあらゆるシグナルは、一切失われ、黒いゴムをまとった有機物がそこにあるばかり。誰だこれは、自分はどこへ行ったのか? 外部との隔絶と同時に、自分の内部、自己意識からも隔絶され、誠の孤独を創出することが出来るのです。
 この孤独、ひとりになる時間は、たいへんに貴重な時間です。それは、考える時間であり、自分の本質を探る思索の旅に出る機会です。普段の日常生活のなかでは、こうした時間はとうてい持ち得ません。そう考えるとかなり贅沢で高尚な趣味のようですが、キャットスーツを着る体験はもっともその通りなのです。
 私自身、社会のなかで与えられた役割をこなすことに必死で疲弊するばかりの毎日ですが、キャットスーツを着て孤独に帰るひとときがあることを支えに、一日一日を生きている次第です。
 このヤフーオークションのために、この商品を着た私の写真を公開しましたが、見るとクラクラしてきます。これは私なのだろうか?と。こんなものすごい格好があり得るのだろうかと。
http://www.alt-fetish.com/cnts/gallery/demaskcatsuits/index.htm
 みなさんいかがですか。キャットスーツを着て、孤独になる時間、ひとりになる時間を作ってみませんか。貴重な発見がきっとあるはずです。
 なお、入札にあたっては、サイズを十分ご確認下さい。身長178cm以上の方、体重が68kg以上の方は着られません。また、写真にあるような、マスク、グローブ、ベルト、シースパンツ、ヘルメット等は一切付属いたしません。中古品で返品不可です。
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f82586358

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也

 12/9から発売の、ALT-FETISH.comオリジナルDVDラバーガールシリーズ第4弾「ラバーファイターのマスターベーション」。
http://www.alt-fetish.com/movie/1892/1892.htm
 不肖、市川哲也、私事で恐縮ではございますが、戦う女、それもマジで戦う女にめっぽう弱いんです。それが本作の制作意図です。戦う女ともうしましても、いわゆる営業的SM女王様とか、女子プロレスラーではありません。その理由は以下に述べます。
 私が戦う女にチンポを立てるようになったのはもちろん、戦隊ヒーローものです。女性戦士が必ずひとり混じってますよね。ピンクレンジャーとか。あれが敵にバーンとはね飛ばされて、ヘルメットやブーツが汚れたりするのがたまりません。うめきながら起き上がってまた構えるとかもいいですね。
 戦う女、ヒロインに性的対象物としての要件が備わるのはどんなときでしょう。
私が萌に萌えたアニメ、「ダーティーペア」を例にとって考えてみましょう。
 ダーティーペアは白いブーツにホットパンツという超エロいフェティッシュな格好をしたふたりの女が主人公です。彼女たちは番組冒頭では、颯爽と、はつらつとして、かっこよく、現れます。ガンなんか構えちゃったりして。強そうです。そのポーズにおけるブーツがまず抜ける。そして、物語が進むにつれて、敵に、逆勢に立たされます。うめいたり、苦しそうな悲鳴を上げたりするシーンとなります。問題は、そうしたシーンにおける彼女たちのコスチュームです。ブーツにホットパンツといったユニフォームは、彼女たちの強さを象徴していました。しかし、弱ってうめいている場面でも、相変わらずそのコスチュームを着たままの彼女たちがいます。しかも強さの象徴だったコスチュームは汚れて、着ている本人は強いどころか息も絶え絶えとなっています。そのギャップ、つまりコスチュームの象徴する強さと、着ている人間の弱さの格差にこそ、エロティシズムの源泉が生じるのではないでしょうか。
 ダーティーペア以外で戦う女といえば、うる星やつらのラムちゃん。一話だけラムちゃんがチャイナドレスふうの服を着て、メチャメチャ強くなる薬を飲んで、変な怪物と戦うという話があります。あれのテレビ放映版が、平野文さんの声の魅力が偉大すぎて、かなり衝撃でした。そして、なんといっても、バットマンのキャットウーマンですね。口封じのためにビルから突き落とされるが、運良く一命を取りとめた彼女は、ネコの神秘的なパワーと感応し、キャットウーマンとなって復讐を誓います(参考 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)。戦う覚悟、敵を倒すために何でもやるその悲壮感すら漂う思いの強さが、エロい服をまとったときの気迫として伝わってきます。それが、なんともエロい。
 近年ではエヴァンエリオンのプラグスーツもまた、そうしたギャップを生じせしめ、多くのフェティシストを作っている気がします。ショールームに来たある高校生がラバーに目覚めたきっかけは、綾波レイのプラグスーツだと証言しています。アニメではプラグスーツを着たままボロボロになった綾波レイのシーンがあります。強さの象徴である宇宙服を着ている中身の生身の人間は弱っている。このギャップです。中身の人間の弱り具合が、そこはかとなく付いているスーツ表面の汚れや傷から象徴的に伝わってくるその伝わり方もいいですね。コミケのコスプレイヤーがいくら、カメラに向かってニコッと笑ったところで、なんにもピンと来ないのは、そのエロさの生まれるギャップがまるでないからです。
 私は、同時に女ライダーフェチでもあります(過去最高に抜けたライダースーツ姿の女性の画像はhttp://www.alt-fetish.com/cnts/flickr/index.htm ──うーん、ALT-FETISH.comにはなんとすばらしいコンテンツが埋もれているんだろう......自画自賛)。ライダーが革のスーツを着る理由を考えてみてください。傷つきやすく、弱い体を、ごついスーツで守るためですよね。というか、もっと本質的な部分では、強さを志向している本人の意志があります。強くありたい、強さを身につけたい、その意図が、ライダースーツという外装によって表に出ちゃっているわけです。そこが、エロい。自分も、弱い(体育が出来ず、けんかなど論外)人間だから、強くなりたい気持ちがずっとありました(今はありません)。思春期に、強くなりたいという鬱屈とした思いを抱えていたことが、強い女へと私の性欲が向けられる、じつにシンプルな理由です。私の性欲が、強い女に向かう。強い女を、探す。探す手がかりが、ライダースーツや、ヒロインのコスチュームです。それらを着ている女は強いからです(ちなみに、スーツを着て強くなりたいという意志を持つ状況にエロさが宿る条件としては、その女性が魅力的であることも重要ですがこれは蛇足かも知れません)。
 私の場合、結局、ライダースーツや、凡百と出ては消えるヒロインキャラクターのコスチュームが、ティピカルなある記号に収斂しました。その記号はひとつの服の素材とデザインで成り立っています。素材は、ラバー。デザインは、キャットスーツ。ラバーキャットスーツです。
 本作、「ラバーファイターのマスターベーション」は性欲の対象の象徴であるラバーキャットスーツを着た強い女が、自身の性欲発露のこれまた象徴的な作為である「オナニー」をブッかましている、そういう動画なのです。
ラバーファイターのマスターベーション DVD 38分
http://www.alt-fetish.com/movie/1892/1892.htm
 価格は定価4500円(店頭・他店ネット販売価格)のところ、ALT-FETISH.com(SPLURGE.jp)でお買い上げいただくと3000円。1500円もお得です。銀行振込、お届け日時指定なしで送料無料。銀行振込も、ジャパンネットバンク、SBIネット銀行、ゆうちょ銀行は、口座保有者は振込手数料がかかりません。なおネットでどうしてもうちで買えない方はリアル店舗で、3店舗だけ卸していますので、自分で見つけてくださいね!
 本作の女優(美女!)は初登場です。20代前半の、都内有名私立大学へ通う現役四年生です。手首を動かすスピードはシリーズ最速で、まるでゲームのコントローラーを「連打」しているようです。まさにローター名人。ちなみに4回の絶頂シーンのうち最後の撮影で使っているバナナのかたちのローターは「私物」です。

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也

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ラバーフェティシスト専業企業ファティーグ合資会社のドメイン
◆2001年創業。信頼のラバーコンテンツサイト| ALT-FETISH.com |
http://www.alt-fetish.com/
◆ラバー販売に特化した高機能ECサイト| SPLURGE.jp |
http://www.splurge.jp/
◆携帯電話からのご利用
http://www.splurge.jp/m/
◆ショールーム 東京都小金井市
http://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm

 2009年12月5日21時45分。JR東日本中央線東小金井駅北口に立つ駅員と私のやりとりです。
私「すいません、高尾から東京へ直通の最終上り電車はもう行っちゃいましたか」
駅員「はい、もう出ました」
 1889年4月11日の甲武鉄道新宿立川間開業以来、120年間、「地べた」を走ってきた中央線上り電車。最後の東京行きが走り去った(ことを私が知った)瞬間です。中央線沿線で生まれ育ち、高校、大学、そして会社と中央線を使って生活してきました。私にとって、中央線はまさに、日常そのものでした。今日は、その中央線上り電車が高架に切り替わる工事のハイライトのひとつ、上り地上走行の最後の日だったのです。
 今日、駅や、(「開かずの踏切」として全国的に有名となった武蔵小金井の)踏切には、中央線ラストランを撮影しようと待ち構えるカメラマンたちであふれていました。彼らも私も、何を求めているかといえば、それは「非日常」ということ、「最後の」、つまり日常が歴史に変わるその瞬間に感じるカタルシス体験に他なりません。
 私はマイケル・ジャクソンや、ウォルト・ディズニーといった、エンタテインメント界の超大御所が必ずいう言葉を胸に刻んでいます。それは、「観客は、非日常を求めてやってくる」ALT-FETISH.comのショールームも、まさに建物からして非日常そのものです。そして、今日たまたま中央線のラストランという非日常体験をしたわけですが、その中央線に東小金井で乗車し、上ること二十数分、高円寺駅があります。高円寺駅から徒歩数分のところに、私たちと同じように、日常に、クソみたいなこの日常に退屈しきったある若い美女が開いた店「NUDE N' RUDE」があります。今日はその美女の話です。
 中央線ユーザー以外はまったく面白くない前置き終わり。
 さて、ALT-FETISH.comの市場ではラバーの生地の輸入代行、ラバー専用接着剤やクリーナー、ラバーの品質保持剤の需要は根強くあります。ファッション関係者やファッション業界をめざす学生さんとのお付き合いの歴史もあります。たとえば2005年には、志願してきた文化服装学園卒業の服飾デザイナー渋谷氏と共同でオリジナルラバーキャットスーツの開発を行い、製品化。渋谷氏はその後独立してSALO(http://www.salo.jp/)という日本でも有数のオリジナルラバー服飾ブランドに育っています。
 ALT-FETISHほど、ラバーを研究し尽くし、ラバーにとってもっともよい製品を、日本で最も安く奉仕する「持続可能性の高い」業者はまれでしょう。ALT-FETISH.comにとり、ユニークでオリジナリティあふれるファッションのテキスタイルとしてラバーを選んだ服飾デザイン系学生が、生地を求めに問い合わせてくることは日常、ありふれたことです。
 そうしたなかで、先日、文化服装学院のOG、ririaさんが宣材撮影のためにキャットスーツを貸してほしいとオファーしてきました。ririaさんはなんと20歳で高円寺に、友人とふたりの共同出資で、セレクトショップNUDE N' RUDE(http://ameblo.jp/nude-n-rude)をオープンさせた行動する才女です。
 NUDE N' RUDEというショップ自体は一見すればALT-FETISHとはまったく無関係です。一見どころか何度みても関係は薄そうです。しかし、私がririaさんに協力しようと決意したのは、ririaさんの次の一言が決め手となりました。「高校時代、市川さんのブログ「フェティッシュジャーナル」を熟読していました」 ここにもひとり、私の戯言を読んでいてくれる若い女子がいたんだと、これはもううれしい限りです。ブログもメルマガも書いても書いても暖簾に腕押しでモティベーションの維持がむずかしいものですが、こうして「読んでます」と言ってくれる人がいれば、続けられます。継続は力になりますが、その継続のための力をくれたririaさんに協力しないわけにはいきません。
 すでに、ショップのイメージ撮影のためにラバーコスチュームを貸し出しいたしました。撮影の模様はririaさんのブログのこの投稿に詳しいので読んでみてください(http://ameblo.jp/nude-n-rude/entry-10394255793.html)。ちょっと最初だけ引用しますね。
「私ririaは、17歳辺りの頃からフェティッシュという観念にあらゆる個人的な葛藤や想いを託してきました。特にラバー素材にはとても強い観念を抱いておりまして、全ての美をそこに見出してきました。(ラバーに対する個人的な観念は書くと長くなってしまうので、今回の記事では短縮しまた機会があれば書こうと思います。)その様な理由から、NUDE N' RUDEを通して新しいフェティッシュシーンを開拓したいという想いを日々募らせていました。そこで同じくラバーというものに強い観念を抱きラバー製品等を販売しておられるALT-FETISH(http://www.alt-fetish.com/ )の市川さんとお話させて頂きましたところ、ラバーの魅力にもっとたくさんの方に気づいてもらう為にまずはシンプルなキャットスーツを様々な方に着用してもらいたいという考えで、今回キャットスーツを着用して私自らモデルとして独自のイメージ撮影に昨日挑みました」 できあがってくる作品はもちろん皆様にもご覧いただけますので、楽しみに。今後は、女性向けのラバーコスチュームを彼女が作ってNUDE N' RUDEで売り出せるよう、バックアップしていきたいと思っています。現在、弊社ALT-FETISH.comのオリジナルラバーキャットスーツをはじめとし、池袋のクラゲさん、渋谷氏のSALOなど、ラバーの服を商業ベースで作っている「センスのある」(←ここ、強調)ブランド・ショップは日本では数が限られますが、ririaさんのNUDE N' RUDEが真にユニークでオリジナリティのある「かわいさ」を求めるたくさんの女性たちに支持される店になるよう願っています。
 末筆ではございますがこのririaさんはちょっとブログ(http://ameblo.jp/nude-n-rude)など書いていることを読んだり、実際会って話したりするにつけ、かなり太宰治っぽいです(文体も妙に硬い、意図的なもの?!)。いやーホント、ririaさんが2009.11.26のブログでこう書いているのを読んでどうですかみなさん。
(毎日超忙しく過労死寸前のところでやってる言及のあと)「しかし、私は商売で稼ぎたい訳でもなく、趣味で店をやっている訳でもない(好きな事ではあるが)。ただ面白い事がやりたいだけ。新しい事がやりたい。つまらないから。何もかもが。本当に。口が悪いですが、全て退屈すぎてクソだから、生きる気力もなくなる毎日。だから変えたい。それだけなんです」──お願いだから変えてください。中央線も変わりました。ちなみにこの投稿の前日、彼女は借りたキャットスーツやらグローブやらを洗って発送するという、期日までに返却しろとうるさい私こと市川のせい的なクソ面倒くさい仕事があり、それでこの心境になったのだとしたら合掌。
 さて、最後まで読んでくれた皆さんに朗報。この彼女の撮影で撮れた取れたて新鮮の画像が早速送られてきました。ギャラリーページへアップしましたから、どうぞお楽しみ下さい。
http://www.alt-fetish.com/cnts/gallery/nude-n-rude/index.htm

【フェティッシュジャーナル ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ】
文・市川哲也

 私は今回、あえてこのイベントの前後に「家事」をはさんでみました。私にとって、「家事」(家族の世話を含む)は日常そのものであり、のぼらなければならない死への確実なる階段です。それに対し、イベントはまさに非日常。人間の命の宿命、すなわち死から逃れることができる、大切でかけがえのない逃避の時間なのです。もちろん、家事を「仕事」と言い換えることもできます。むしろそのほうが大勢の人に共感を得られそうです(ただ私の実情が家事だったので)。
 死に近づいている人生の有限を否応なしに痛感させられる日常家事業務をもっぱら耐える毎日のなかで、何もかも忘れてしまえるイベントは救いとなります。イベントは、家事と異なり、何かを目的としているわけではありません。行ってそこで何が起こるかも、分からないし、何時間かかる活動かも、あらかじめ決めていくわけではありません。つまり時間も目的も、もはやイベントにおいては重要なことではありません。時間や目的を忘れて過ごせる機会は、システム化が進んだこの世の中で本当に少ないのです。まさに貴重な機会といわざるを得ません。というわけで、その貴重さを深く味わうために、私はイベントへ出かける直前まで家事をしたのです。
 えーと。長すぎましたね前置きが。
 アジアで最大級の「喫煙・禁煙エリアが設けられたフェティッシュクラブイベント」http://www.tksociety.com/j/ Tokyo Kink Society のジャパン・フェティッシュ・ボールです。当日は天気もまずまず。会場「キリストンカフェ新宿」に着くと長蛇の列。街の雰囲気自体がもともと雑多な新宿とはいえ、それでも浮いてしまうビザールな人たちが入場を待っています。いざ中に入るとたいへん暗いながらも幻想的な「キリストンカフェ」の豪華でエキゾチックなインテリアが目に飛び込んできます。巨大音響と、明滅する光の織りなす空間に身を置けば、あっという間に、先ほどまで精神をしばっていた「時間」「目的」といった日常些末時が消え失せてしまいます。
 周りの人たちのコスチュームがぶっ飛んでいることもとても大事なことです。もし、周りにいる人たちがスーツ姿だったり、綿製のボタンダウンだったりすれば、せっかくの非現実への「逃避行」も難破してしまいます。JFBは厳しいドレスコードチェックが行われますが、イベントの趣旨からいって当然のことです。ちなみに私の格好は、毎度おなじみキャットスーツではなく、ラバーのジーンズとポリスシャツという出で立ち。Torture GardenのNaomiさんに「ラクな格好をしてるー」とお叱りを受けてしまいました。
 今回、JFBのウェブサイトで、「ゲスト」として来場が告知されていたMidoriさんという方。http://www.planetmidori.com/
 彼女との出会いが最大の収穫です。会場前に、緑色のキャットスーツ姿の外国人女性がいるなと思ったら、しばらくしてみたこともないようなエイリアンふうのマスクを被って歩いているので、声をかけました。彼女こそMidoriさんです。私は寡聞にして、彼女のことを事前に知らなかったのですが、一緒にいてくれた知人によると、世界的に著名な「ラバーミストレス」さんとのこと。アメリカで行われる有名なフェティッシュイベントによく現れ、20年以上前からこの世界では有名人だったそうです(この部分については、確実な情報に基づく記述ではありません)。
 私は、彼女のあまりの出で立ち(凝ったラバーキャットスーツにマスク)に、声をかけて、ラバーキャリアを根掘り葉掘り聞き出しましたが、「ラバースーツにハマッたきっかけは?」と訊いたら、「マスクをしていて話しにくいです」といわれてしまいました。たしかに、呼吸と、外を見るための小さな穴以外全部覆っているため、声はほとんど聞こえません。それに、マスクから大量の汗がボタボタとしたたり落ちてきます。彼女が答えるごとに、マスクを私の耳に近づけるので、その動作で汗が私の手や服に降りかかってきます。
 ちょっと、存在自体がまさにディシプリンという感じで、圧巻でした。ちなみに年齢は40代半ばだろうと拝察されます(活動履歴等から)。いったいナニモノなのかは、ウェブサイトを見ていただければ分かります。彼女のウェブサイトの写真だと和服姿が多いのですが、当日はキャットスーツに、映画エイリアンふう、というか、タコ足みたいな足がいっぱい生えたマスクでした。本当にすごい表現者、活動家がいるものだなと。世界は広い!
 もう一人、DEMASKのラバーマスクを被っている人がいたので声をかけたら以前紹介したことのあるMikityさんでした。http://rubbermikity.blogspot.com/
 彼女(男性です)のラバーコスチュームのセレクトが私の趣味に近いのです。写真もとても美しくて、美しいものを作ろうという熱意がとても愛すべき人です。話してみると気さくな、まったく普通のいい若者でした。Mikityさんの写真を見ると私も頑張って「作品」を残さないとなんて思うわけです。
 私のように、もろもろあまりクラブに参集するアーティストやパフォーマーに詳しくない者からすると、薄暗がりのなかで、大音響が響き渡り、手作りのアクセサリーやポストカード、コルセットを売る人もいれば、かなりなプレイルームもあるこの世界では2時間もするとこころと体がきしみを上げ始めます。今回出店者はなんと20店もあったそうで驚きです。場所も広くて、TKSが「アジアで最大級のエキサイティングなフェティッシュボール」だったと総括するのも納得です。踊りたい人、出店ブースをひやかす人、バーカウンターで飲む人、座ってくつろぐ人、プレイルームで盛り上がる人。多様な人々の欲求をジャパンフェティッシュボールはゴクンと飲み込み、夜は更けていきました。
 3時ころ上野雄次氏の「生け花」のライブパフォーマンスがありました。彼のパフォーマンスはフェティッシュ(特にラバーフェチ)とはまったく関係がなく、舞台上で創造と破壊をモチーフに生け花を展開するものだったのですが、その間音楽が止まって、異様な雰囲気となりました。大がかりな部材(金属、草木、花、ビニルラップ)を使ってオブジェを即興で作りますが、それらの部材を落としたり、斧で壊したりととにかく乱暴です。具体的な内容は諸事情がありそうなのでここでは詳しく書けませんが、巨大なオブジェをつり下げようとしたところで、主催者のチャーム氏が舞台に上がって彼をなだめるように肩をぽんぽんと二度ほどたたいた(制止?)のをみてかなり怖くなりました。なんだか妙な異臭(草花の?)もしてきたし。TKSのウェブサイトに掲載されたイベントの総括で、「美しいMidoriさん」の次に名指しで言及されていたのがこの上野氏。「上野雄次氏のショーはショッキングでしたし(いろいろな意味で!)」──私も相当ショッキングでした。
 世界的ビザールアーティストのミドリ氏、投稿者のMikity氏。他にも大勢印象深い人々がいて、充実の一晩となりました。このイベントジャパンフェティッシュボールが、アジアでは有数の規模で行われる定期のイベントだということは間違いないでしょう。年に一度、このイベントに参加するのは、私たちの特権だと思います。こうした幸運な場所が用意されているのを、行かない手はありません。90年初頭の芝浦ゴールドでアズロが開いたパーティーのように、このイベントも伝説になるでしょうか? 伝説の条件は、それが歴史の一部になることつまり、現在進行形ではなくなることなので、それは寂しいですし本望ではありません。ジャパンフェティッシュボールは、これからも、東京のナイトアンダーグラウンドのアラカルトのひとつというポジションを占め続けてほしいものです。
 最後に、今回のイベントが喫煙コーナーが設けられ、それ以外の場所では原則禁煙だったという点に触れたいと思います。その民族のなかで、喫煙率がどのくらいかで、文明の進展度、民度が分かるといいます。こうしたクラブイベントではそうした言説へのアンチということも込められがちで、だいたい煙もうもうなのが「醍醐味」とされてきました。しかし、ジャパンフェティッシュボールが禁煙コーナーを設けたことは、そうした従来型のクラブカルチャーの思想が大きな転換点にあることを示唆していると思います。続くことが大事だと思います。クラブイベントも、そしてそこに参加する人々の健康も。

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也

ラバーフェティシスト専業企業ファティーグ合資会社のドメイン
◆2001年創業。信頼のラバーコンテンツサイト| ALT-FETISH.com |
http://www.alt-fetish.com/
◆ラバー販売に特化した高機能ECサイト| SPLURGE.jp |
http://www.splurge.jp/
◆携帯電話からのご利用
http://www.splurge.jp/m/
◆ショールーム 東京都小金井市
http://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm

 さて、このたび、ALT-FETISHが毎度、みなさまを非日常ワールドへ誘う映像コンテンツを制作する夢工場(ALT-FETISH東京ショールームhttp://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm)で、新しい作品撮りが行われました。今日の作品撮りには、志願してくれた、若いふたりが参加してくれました。21歳の男性と、20歳の女性です。ふたりのプライバシーの関係上、詳細は述べることができませんが、男性と女性はカップルで、男性がラバーフェチです。先日、ラバーフェチの男性がバキュームベッドとキャットスーツの試着のために、ALT-FETISH東京ショールームへカップルでおいでになったのが縁です。
 彼女は普段、メイクやファッションにまったく関心を持たず、もっぱら漫画やゲーム、ボーイズラブ小説をこよなく愛す典型的な腐女子です。ただ、普通の腐女子と違うのは、収入のほぼ100パーセントをマニアックなDVDへの出演報酬から得ているという点です。つまりDVD出演経験は今回のALT-FETISHの作品が初めてではないということです。もしかして読者のみなさまの中には、あああの人だと分かる人もいると思います。
 彼女は腐女子ですが、生まれつき容姿は悪くありません。あか抜けない服装、ノーメイクの彼女が歩いている様子はほとんど無垢な高校2年生にしか見えません(実年齢は20歳)。町を歩くと、頻繁にナンパされます。
 せっかくロリな腐女子ですが、私の趣味ではないので、私の趣味である「黒ギャル」のケバいメイクを施術し、変身させることにしました。ギャルメイクしてみて、やっぱりメイクはプロフェッショナルが成り立つのも道理、きわめて難しいと痛感しました。二度撮影したのですが、二度とも残念ながらそれほどギャルっぽくはなりませんでした。それでも、もちろんノーメイクの腐女子顔から比べればまるで別人です。本当に可愛く、色っぽい女の子になって、彼氏も大喜びでした。
 メイクは具体的にはどのように行うと思いますか? 私が今回の企画のために、メイクの参考書やギャル雑誌、YOUTUBEやその他のネットで得た知識を、ここで披瀝したいと思います。
 まず、準備ですが、必要なアイテムは
・リキッドファンデーション...地肌に直接塗ってメイクの下地を作ります
・リッキッドコンシーラー...肌のくすみ、目のクマ、ほくろ、肌荒れあとなどを隠します。口紅の下地に使うと、唇の輪郭を消すことができます
・アイシャドー...色が付いた粉のものです。通常、ハイライト、ニュアンス、シャドーなど、明るさで4色または3色入ったものが多いようです。
・アイライナーペンシルタイプ...まつげの際から二重の少し上までをこれで濃く塗り込めて、デカ目にします。
・リキッドアイライナー...まつげの際と、まつげの内側(眼球側)の粘膜(ピンク色のところ)に塗り、黒目を大きく見せます。
・カーラー...まつげをカールさせます。
・マスカラ...まつげにつけてまつげのボリュームをアップします。
・口紅...ベースになる、ピンク系
・口紅ハイライト...白系。唇上下の中央に塗り重ねると立体感が出ます。パール入りがいいですね。
・口紅グロス...さらにべっとりと口紅の上から塗って、透明感と落ちにくさを得ます。
・つけまつげ...奥二重や一重のモデルには必須です。いくら塗り物をしても、つけまつげにはかないません。
・チーク...ほおに塗って色気を出します。
・ウィッグ...やはり髪の毛は必須。腐女子の場合は特にそうです。
・その他...綿棒、ティッシュ、コットン、リップブラシ、チークブラシ
 なんだか、女性なら普段ありきたりのものですが、こうして男性としてみると初めて聞く言葉ばかりですね。メイクひとつとってもえらい手間ですよね。驚きです。
 これらの膨大な道具は、いずれもドラッグストアで買えます。予算としては、全部で2~3万程度かかると思います。安く済ませれば1万円台後半でも大丈夫です。値段はピンキリなので、ご予算に応じてどうぞ。私は幸い、妻など身内に女性が多いので、連中からタダで借りたりしたものもあります。また、ドラッグストアとはいえメイクコーナーに男がひとりで入るのは社会規範上困難です。妻帯、あるいは部下の女性と一緒に行くなどしてみてください。
 メークの順番は次の通りです。
 リキッドファンデーション→コンシーラー→アイシャドー→ペンシルアイライナー→リキッドアイライナー→つけまつげ→マスカラ→口周りコンシーラー→口紅→口紅2→口紅グロス→チーク→ウィッグ 完成! それぞれの内容、方法は皆さんもググってみてくださいね。簡単に動画が見つかりますよ。
 ファンデーションから初めて、ウィッグ装着まで軽く1時間近くかかります。途中でアイライナーがまぶたに付いたり、つけまつげがうまく付かないなどのアクシデントに見舞われます。じつは一番難しいのは、アイシャドウです。アイシャドウは、明るいハイライトから黒い目の際用までの4色を、せまい眼球の周辺で使い分けて、最終的には彫りの深さや立体感を出さなければなりません。奥二重の場合は、まぶたを引っ張って念入りに塗っても、二重の中にアイシャドーのほとんどが隠れてしまうことになります。その場合は、目を開いた状態でアイシャドウがきちんと見えるまでぬりこめます。今回の腐女子はそういう例でした。目が「の」の字になった可愛い子なのですが、アイシャドウがうまく見えず、苦労した次第です。
 口周りは、コンシーラーを塗って唇の輪郭を消したあと、口紅を塗りますが、今回の腐女子は唇の輪郭はそのまま使いました。ハイライト用の口紅がなかなか乗らないので苦労しました。ところでメイクをしていて思うのですが、口元からのぞく「歯」は顔の美しさにおいてなかなか重要です。美しさを追求されたい方はデンタルケアを意識して行いたいですね。
 話を戻しますが、腐女子メイクはじつは日を改めて二度行いました。1度目は失敗でした。失敗の最大の原因は奥二重だったため、念入りに塗ったアイラインが二重まぶたのあいだに隠れてしまったこと、また下のリキッドアイライナーが目立って、すごく人相が悪くなった点です。この反省を踏まえ、2度目では、奥二重になっても隠れないよう念入りにアイラインをひき、なおかつつけまつげをつけて上のボリュームを出した点です。
 このように、たいへんな手間をかけて、ひとりの腐女子を何とかギャルに仕立て上げたのですが、みなさまはどう見ますでしょうか。面白いビフォー・アフターの写真は、今週末のJFB(@新宿キリストンカフェhttp://www.tksociety.com/j/index.html)にて公開いたします! もともと可愛い子なので、メイクをすることにより、たとえていうなら純真無垢な高校2年生(実年齢は20歳、あくまでそれふうという意味)が、社会に出るためにメイクで武装し、見事ギャルに、大人の女の人として初々しくデビューした感じが出ています。イベント終了後、なるべく早く、ALT-FETISHウェブサイトにて公開します。着ているコスチュームは、今回特別にALT-FETISHの熱心な支援者であるRUB武蔵野氏(http://www.alt-fetish.com/cnts/talkevent/01index.htm この記事懐かしー!)寄贈のラバーメイド服です。
 ちなみに、メイク終了後、本人はしげしげと鏡を見て「気持ち悪ぅ」と言っていました。撮影終了後は、ただちにすべてのメイクを落としてしまい、彼氏が落胆していました。腐女子からすれば、顔面にあれこれ異物を塗りたくられて、うんざり不快なことこの上ないと言うことでしょう。
 ちなみにこの腐女子はラバーマスク映えがする顔です。ラバーマスクをかぶると別人のようにエロくなります。中学生→地方出身者の女子大生デビュー→ラバーマスクでAVデビューと三変化はかなりいいです。
 さて、メイクが無事終了したあとはおきまりのエロビデオ撮影です。ラバーマスクをかぶせてオナニー、バキュームベッド、縛って電マ、彼氏とセックスなど、予定されていた諸シーンを無事収録いたしました。
 収録の途中に、私が彼女の股のファスナーの位置を変えようと、スライダーを移動させたところ、性器の一部がファスナーにひっからまり、あまりの痛さに号泣してしまうというとんでもなく萎えるハプニングが起こったのが地味にトラウマとなりました。なお私はMなので、女性がそのような有様になる画というのはノーセンキューなのです。
 今回、ふたりは恋人同士で、プライベートでもセックスをしているあいだ仲です。親密なふたりの、リアルなセックスをみなさまが動画でご堪能いただけるのは、早くて2010年の1月になりそうです。どうかおたのしみに!

 今発売中のDVD「ラバーマスター・アイ」の売れ行きは伸び悩んでいます。
ALT-FETISH.comオリジナルDVD04「ラバーマスター・アイ」
http://www.alt-fetish.com/movie/1878/1878.htm
内容は過去最大級のエロさ。なにしろラバーを着た変態男女の性生活をそのまま再現したような代物です。ファックシーンでのオナニーあり、口から生えたディルドーを「ラバーマスター」がフェラするシーンあり、ペニバンファックシーンあり、てんこ盛りです。顔から生えたギャグペニスというのは何かというと、口にくわえる側は普通のゴムの突起となっていて、その反対側はペニスディルドーになっているゴム製の顔面装具(ギャグ)のことです。
 圧巻は、この顔面ペニスをバックから挿入するシーンと、騎乗位のシーンではないでしょうか。顔よりデカイケツが男優の頭にガンガン打ち付けられます。後者では、両手で男優の頭を押さえつけ、腰を上げ下ろしします。もちろん痴女の設定の女優は大興奮で、それぞれ絶頂を迎えます。
 AVの現場には3つの地獄があります。収録当日の地獄。そして片付けの地獄。最後に編集の地獄。数こなすうちにただ単に過激さを突っ込めばいいというマンネリに陥ったことを皆さんが察したのでしょうか。あるいは、経済学でいうところの収穫逓減の法則に単に見舞われたのでしょうか。これほどの過激な?ものなのに売上はシリーズ最低をマークしそうです。
 ちなみに、この作品に限り、お詫びしないといけません。いわばこの製品には「瑕疵」があるのです。撮影を、最新式のハイビジョンHDDハンディカムで行ったものの、データを編集する機材がそのデータをうまく処理できずどういうわけか以下のような状況となるのです。すなわち──、
【4:3】画面サイズがひとまわり小さくなる
【16:9】平べったくなる
 シャープのアクオスの画面サイズで「シネマ」にすると、4:3でも何とかフル画面で見ることができることは分かりましたが、たいていの再生環境では上記のようないずれかの事態に見舞われると思います。本当にごめんなさい。これで売れ行きが伸び悩んでいるのかもしれませんね。あああと、女優の顔がよく分からないというのも欠点といえば欠点ですが、DVD01の「ラバーガールのマスターベーション」と同じ人使ってます。
 この作品を紹介しつつこんなこというのもおかしな話ですが、オネスト経営のALT-FETISH.comですからあらかじめ皆様へ申し上げますが、次回作(4作、5作)は、これまでの反省に基づいて、やや異なった趣向の作品が2作品控えています。タイトルはラバーファイターとかそこらあたりでしょうか。
 4作目は、ファイターガール登場。格闘技の有段者を女優に迎えての本格オナニーシーンを収録しました。
 5作目は、ロリータスペシャル。といっても、ロリをロリのまま(メークなし、子供っぽく見えるような)出すALT-FETISH.comではございません。不詳、監督市川は子供は嫌いでして、ギャル好きなのです。せっかくのロリフェース(ただし実年齢は20歳です)をギャルっぽくメークして女っぽく、エロっぽく仕上げました。ポルチオ&バキュームベッドも投入し、かなりマニア狙いにうちらしさを追求しました。タイトルは「腐女子をギャルメークして変身させてみた!」あたりでしょう。発売は冬本番、年末か年明けを予定しておりますので、それまでのあいだ、何卒この今発売中の最新作をご堪能下さいませ。
http://www.alt-fetish.com/movie/1878/1878.htm
 ちなみに今週中に何とか、マーキスの最新号を発売開始したいです。

【フェティッシュジャーナル】[ラバーフェティシストのためのメルマガ・ブログ]
文・市川哲也

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ラバーフェティシスト専業企業ファティーグ合資会社のドメイン
◆2001年創業。信頼のラバーコンテンツサイト| ALT-FETISH.com |
http://www.alt-fetish.com/
◆ラバー販売に特化した高機能ECサイト| SPLURGE.jp |
http://www.splurge.jp/
◆携帯電話からのご利用
http://www.splurge.jp/m/
◆ショールーム 東京都小金井市
http://www.alt-fetish.com/service/shop/index.htm


 

 先般(http://alt-fetish.cocolog-nifty.com/fj/2009/08/3-e558.html)ご案内の通り、ALT-FETISHへアクセスしてくるボンデージファン、ラバーキャットスーツマニアは低年齢化しています。男女問わず低年齢化していますが、先日、予約のうえおいでいただいたお客様は、東京から遠路数百キロ離れた某地方の県からおいでになった高校三年生の男子(就職活動中)でした。
 市川が質問への了承を得て根掘り葉掘り訊いてみたところ、彼はエヴァンゲリオンのプラグスーツなどのビジュアルに影響を受け、ラバーキャットスーツに強いフェティシズムを抱くようになりました。帰りに、ガイナックスの本社を案内したのはいうまでもありません(ショールームから徒歩50秒のところで終夜営業w)。私が、女性ライダーの「革ツナギ」だとか、ウルトラマンとか、ガンダムとかに発情したのとは様変わりです。
 エヴァンゲリオンを見た人すべてがしかしラバーキャットスーツマニアになるわけではないので、さらにどうしてあなたはそこまでラバーに惹かれるようになったか訊いたのですが、確信となるような答えは得られませんでした。彼は普段から、PCでネットを見ますが、これは彼のクラス(というか世代)では少数派のようです(たいていネットは携帯で見られている)。ネットであれこれ検索しているうちに、さまざまな(ラバーキャットスーツを含む)フェティッシュな画像を見るに付け、次第に若い彼のうちにやみがたいフェティシズムが育ったのだと考えるのがまあ妥当な線でしょう。
 スリムで運動もしなかった彼は、ALT-FETISHオリジナルラバーキャットスーツのSサイズを少し伸ばし気味にきつめに着ることができ、大満足の様子でした(単に着ただけで、お買い求めにはなっておりませんがもちろんそれはかまいません)。
 そのあと、バキュームベッドを体験されました。入ってみて、しばらくしてもぞもぞ身体を上下左右に動かします。見ていて、その動く様子がかなりエロいなと感じました。彼はいま、目も見えないし、身体も自由に動かせない。魚みたいにもぞもぞ動いていて、まさに物のようになっています。しかし、なんでもぞもぞ動くんだろうと、不思議に思っていたら、「もう少しきつくならないですか。緩いです」と一言。出てきたあとも、「思ったよりもきつくならなくて、身体が動いてしまった」と残念そうです。
 なるほど、指とかもビチーッィと完全に動かなくなるのを想像していたようです。しかしながら、実際にはラバーは伸びますし、フレームもない簡易なバキュームベッドなのでこればかりは仕方ありません。高校生のせっかくの理想を打ち砕いてしまったようで、私は大いに落胆しました。バキュームベッドを一緒に買ったALT-FETISHの別のディレクター氏が言っていた言葉を思い出しました。それは、逆止弁もなければ、気密ファスナーでもフレームもないこんなバキュームベッドは論外だということです。
 ショールームに来た感想としては、「東小金井駅」を初めて降りたが、地元の地方の駅よりも寂れていて驚いた。また、駅からショールームへの道は真っ暗で人通りもなく、とても怖かった(事件に巻き込まれるんじゃないかと思った)そうです。彼と一緒に帰り道歩いてみたのですが、おっしゃるとおり、意外に閑散としていてしかも街灯もなく、怖かったのにあらためて驚きました(生まれ育った町だし、小さい頃から幾度となく、昼夜問わず通った道だから私は慣れてしまっていた)。えーと、いうまでもないですが、安全です。ひったくりはもちろ、拉致のような事件もまったく起こりません。治安はいいと思います(そういった防犯情報は、地元行政から情報が入ってきます)。
 皆さん、そういうわけで、東小金井という駅は安全ですから大丈夫ですよ! ただ、心理的にはかなり下がります。ひどく寂れていて、テンションも下がるので十分気をつけてくださいね。ただ、ガイナックスとか、スタジオジブリとか、世界的な企業が軒を連ねるすごいエリアだということは間違いないので、一見の価値ありです。ネット時代だから、リアルな場所よりもネット上でのロケーションのほうが重要という信念があるからこういうところでやっているわけです。その辺の理念をご理解賜りますよう。
 他に、今日おいでの男子高校生君の発言としては、ラバーフェチの知り合いはまったくいないので寂しいとか、ALT-FETISHの問題点は認知されていないこと、だとか貴重なご意見をいただきまして感謝申し上げました。認知の問題については、イベントや、池袋のクラゲさんにショップ名刺をおいていただくなど、地道にお金をかけない方法で取り組んでまいる所存です。
 冒頭も書きましたが、このきわめてマニアックな、一見するとマチュアな(成熟した)趣味性癖であるラバーフェチのカテゴリーに、非常に若い人が入ってきています。これは私にとってかなり驚きですが、最近読んでいるメディアリテラシー関連書籍の影響からか、やはりメディアの力が相当大きいなと思っているこの頃です。とりわけインターネットメディアの、思春期の児童に与える性的刷り込みのパワーはすごいです。昔(私が十代だった1980年代)なら、エロ本が「原っぱ」にガビガビの状態で落ちていたり、ドキドキして町の本屋で買ったりしてちょっと違うなーと思いながらも見ていました。それがいまでは見たい画像のキーワードをググるだけで、ストライクゾーンあるいはそれ以上の想像もしていなかったような自分的にエロい画像がいくらで見られます。そうしたなかで、キャットスーツを着ないと興奮しないような妙な性癖が身につくのだと思います。
 最後に、地方から出てきた高校生からみて、ALT-FETISHの市川という人物ですが、実物をこうして目にしてみてどうかと(いささか自意識過剰気味な質問ですが)訊いたところ、(私のような普通のオッサンがよれよれのカジュアルウェアで出てきたのが)「むしろよかった」とのことでした(何だったらよくなかったのかは不明)。
 そういえば私が彼の立場、つまり、ラバーフェチの素人として、この世界で長く活動している人と会うという立場だったことがありました。1996年に、アズロの山崎慎二氏に、編集者として初めて面会したときのことです。フェチの領域では重鎮だった山崎氏はどんな人なんだろうと思って、それはそれは緊張して拝謁したわけです。それで拍子抜けしたのは、彼が、現れたときに、体調が悪かったのでしょうか?マスク(普通のガーゼマスク)をしていたことです。しかも私と話すのに、マスクが邪魔だったのか、マスクを少し下にずらしてあごに引っかけ、口を出して話していました。場所は高級ホテルでしたし、彼は外車に乗って現れたのですが、一番印象に残ったのはあごに引っかけた彼の白いマスクでした。
 それで、偶然でしょうか? 今日、私はすこし風邪をひいていたので、マスクをしていました。男子高校生君としゃべるときに邪魔なので、マスクをあごに引っかけて。なんと、山崎氏と同じじゃないですか。はたして彼にも私のマスクが印象に残ったのでしょうか? ただ私が、山崎氏と違うのは、乗って現れたのが外車じゃなくてママチャリ(子乗せシート付き)、都心の高級ホテルではなく郊外の廃墟のようなアパートだという点です。なんだか、「失われた10年」を象徴していますよね......。
 では最後に、高校生くんから後日届いたお礼のメールを紹介して終わりたいと思います。
「ラバーを着るという普通ではできない体験をさせていただきました。
ピッチリと体を包む感覚は、なんとも言いがたい気持ち良さでした。
次回訪れるときは、バキュームベッドで指一本動かせないようにギチギチに拘束してください^^
ありがとうございました」
 ──それは無理です。お力になれず申し訳ない。
 先日ひょんなことから「くれいちろう」という漫画家の『黒淫』という単行本を買いました。この作品の詳細はまずはこちら。
http://stack-style.org/2008-05-08-07.html
 要するに褐色の肌(小麦色の日焼け肌)をしたギャルの痴女プレイをテーマとするエロ漫画です。オタクの男の子を、ギャルがこれでもかこれでもかと犯し倒します。「テメーもう逝ったのかよ」という男言葉で男を恫喝し、男のチンポを上の口と下の口でむさぼり尽くすギャルの描写に、秒速で勃起。
 皆さんご存じの通り、出来損ない男の私は、黒くてケバイ女いわゆるage嬢(昔でいうところの「コギャル」)が大好きです。人は、自分にないものを求めるわけですが、私は色白で少なくともギャルのような奔放な下品さを持ち合わせていません。そこで私は色黒の下品なギャル、セックスにどん欲な動物のようなギャルがたまらなくツボ落ちしてしまいます。結局、黒くてツヤのあるキャットスーツにこだわるのも、それが、ギャルの日焼け肌がエロくツヤ光りしている様に似ているからだと思います。キャットスーツを着て、シリコンバストを入れ、ラバーマスクをかぶってギャルウィッグをかぶり、ageメークを施すのはまさに自分のギャル化、ギャルへの変身を成就するため。もはやギャルに生まれ変わりたいわけですが、果たせないところを、こうして即物的な手段で一時的に叶えるのです。なぜそこで射精に到るかがまた不思議なんですがね。
 日本におけるギャルの地位はこれまでもこれからも、たとえば三浦展あたりがいう職業分類でいうところの一流大卒女に較べて低いままでしょうが、私のなかではギャルの地位は限りなく高いんです。
 で、冒頭のくれいちろうのようなギャル作家、彼は褐色フェチを公言していますが、そうしたジャンルがエロ漫画で登場したのは、私のようなのが一定数いるということだと思います。みなさんはどうでしょうか? ラバーフェチと思っていたら実際、じつはギャルフェチガングロ茶髪のコギャルフェチでもあるのではないでしょうか。

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